一宮の乳がん診療所10月開業 1日15~30人を検診

一宮の乳がん診療所10月開業 1日15~30人を検診

県議会2月定例会は2日、一般質問が始まり、神戸洋美、峰野修、森下利久(自民)、柏熊光代、近藤良三、鈴木彰伯(民主)、米田展之(公明)の7氏が登壇。県側は、県立循環器呼吸器病センター(一宮市)の跡地に開設する乳がん検診を目的とした「がんセンター尾張診療所」について、10月から診療を始め、1日あたり15~30人の検診を計画していることを明らかにした。

 県によると、尾張診療所は、循環器呼吸器病センターの診療棟1~2階と病棟1階を改修して活用。県立がんセンター中央病院(名古屋市千種区)と連携し、当面は乳がん専門医1人と看護師、放射線技師、臨床検査技師ら計16人を配置。診察や血液検査をするほか、抗がん剤投与など外来化学療法への対応も検討する。

 ただ、診療所に転用されるのは、循環器呼吸器病センターの一部。残りの跡地について、質問した神戸氏は「がん患者の心のケアや、家族の相談支援にあたるNPO法人などは、活動拠点を確保できない現状がある。診療所と同じ建物で活動できれば県民のためにもなり、提供してはどうか」と要望した。

 【薬草園】薬草を通じ県民の健康意識を高めようと、県は2010年度から、あいち健康の森(大府市)内に薬草園を整備する。柏熊氏の質問に、五十里明健康担当局長が「民間企業、ボランティアらと連携して管理運営し、県民の生きがいづくりに寄与したい」と答えた。

 県によると、ウコンやカリンなど身近にある薬草や薬木など150種類以上を集め、園内をゆっくりと散策しながら、薬や食品の原料を学べる場にする計画。総事業費6億2000万円で、14年度に一部開園、15年度の全面開園を目指す。

 【林業対策】県産木材の低コスト化を目指し、県は10年度から、東三河地方の山林2カ所で、伐採からトラック積み込みまで一貫作業できる最新型林業機械を使い、実証実験を行うことを明らかにした。峰野氏の質問に答えた。

 県はすでに別の高性能林業機械を導入しており、「安全性が高まり、最近の5年間で30歳までの若い林業就業者が72人から121人に増え、林業現場が若返った」と答弁。最新型を導入することでさらに林業が活性化すると説明した。

 【離島水道対策】南知多町の師崎から日間賀島を結ぶ海底送水管の敷設替えについて、事業費4億5000万円のうち、国と県で6割を補助することを明らかにした。森下氏への答弁。

 送水管は1978(昭和53)年の敷設で老朽化が激しい。昨年8月には、師崎から920メートル、水深49メートルの地点で1時間あたり10立方メートルの漏水が見つかり、敷設替えが必要となった。各市町村水道の維持管は原則、各市町村が行い、県は補助しないが、財政難の南知多町などが離島対策として補助を要望していた。

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