カメラ探訪:がん患者支援、英国施設に学ぶ 金沢で公開講座 /北陸

カメラ探訪:がん患者支援、英国施設に学ぶ 金沢で公開講座 /北陸

◇自分らしく生きるために
 国内では3人に1人ががんで亡くなる。再発におびえながら通院を続けたり、治療方針を誰にも相談できずに苦しむなど、それぞれ深い苦悩を抱えている。患者が自分らしく生きるための支援のあり方を考える時が来ている。金沢市で先月20日に開かれた、大学や医療従事者らによる公開講座はその第一歩だ。

 会場は、英国のがん患者支援センター「マギーズ・キャンサー・ケアリング・センター」を模し、誰もがリラックスできる空間を意識してセッティングされた。ゆるやかなピアノ曲が流れ、カフェコーナーの人たちは笑顔でくつろぐ。「勉強会」とは違う温かい雰囲気に包まれていた。

 英国内に6カ所ある同センターの総括責任者、ローラ・リーさんが講演した。センターは、がんで亡くなった患者の療養中の経験を元に、患者を精神的に支援する目的で設立したと説明。光が差し込む大きな窓や清潔なキッチンの写真を披露した。家のような環境で科学的根拠に基づくプログラムを無料で提供することで患者と病院をつなぐ役割を果たしているという。

 60代のがん患者の女性は「これからの生き方が少し見えたように感じた」と意見を寄せた。講座の開催に携わった榊原千秋・金沢大助教(48)は同センターを視察した経験から「自分自身を見つめなおし、ほっとした表情でいられる施設を日本でも実現させたい」と話していた。

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