乳がん患者のサロンが発足

乳がん患者のサロンが発足

より地域に根ざし、 患者に寄り添おう。 和歌山市西坂ノ上丁の田中文子さん (51) はこのほど、 乳がん患者会の全国組織、 あけぼの会県支部を退会し、 独自のボランティア団体 「乳がん患者サロン・スイートピー」 を立ち上げた。 今後、 乳がん患者らが気軽に話ができる催しなどを行っていくという。 田中さんは 「乳がんは一度なったら、 縁が切れない病気でもある。 少しでも患者さんに元気になってもらいたい」 と話している。

田中さんは平成15年3月に乳がんの手術を受けた。 「再発の恐れや今後の不安…。 当時は絶望のふちに立っていました」。 たまたま別の乳がんの患者と話をする機会があり、 「こんな気持ちを抱えてるのは、 私だけじゃないんだ」 と少しずつ希望が芽生えたという。 数カ月後にあけぼの会へ入会したが、 和歌山に県支部がなく本部からニュースレターが届くばかりだったため、 県内の会員に 「実際に交流しませんか」 という手紙を送った。 同じような思いを持った会員から返事があり、 それが発端で有志で旅行に行くようになるなど、 だんだんと顔の見える活動が根づいた。 平成18年に同会の県支部を立ち上げ支部長を務めたが、 全国組織であるため、 イベントなどを行うたびに本部に承認を得なければいけないなど身動きの取りづらさを感じていた。

そして、 周囲の人からの 「協力するから、 地元に密着した団体を作ってみたら」 という後押しもあり21年12月末に同会を退会。 2カ月ほどの準備期間を経て、 2月に同団体の設立が実現した。

会員は、 市内外の人も含めて現在25人。 「門出」 という花言葉のスイートピーを団体名に用いた。 少ない年会費で活動するため、 催しをする際も、 無料や格安の会場探しなど田中さんや会員が足を運んで地道に企画を進めている。

17日には初めての行事 「乳がん患者のおしゃべり会」 を開く。 午後1時半から和歌山市手平の和歌山ビッグ愛9階で。 会費は無料。

田中さんは、 「乳がんになって、 閉じこもってしまう人もいる。 心を開いて話ができる場所を作っていきたい」 と話している。

問い合わせは田中さん (073・436・5485)。

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