共闘サポーターに感謝 大宮 塚本選手 がん切除の手術成功

共闘サポーターに感謝 大宮 塚本選手 がん切除の手術成功

Jリーグ1部(J1)の大宮アルディージャは12日、右大腿(だいたい)骨骨肉腫を患っていると公表したDF塚本泰史選手(24)が、10日に東京都内の病院で手術を受け、成功したと発表。塚本選手がクラブを通じ、サポーターらにメッセージを送った。

 塚本選手は8日に入院。10日に悪性の腫瘍(しゅよう)が発見された右脚の患部を切除し、失われた部分の骨を人工関節に置き換えて自分の骨とつなぐ手術を受けた。手術は約5時間に及んだ。

 浦和東高から駒大を経て2008年、大宮に加入した塚本選手は昨季、右サイドバックとしてリーグ21試合に出場し、2得点を記録した。プロ3年目の今シーズンはさらなる飛躍を期待されたが、1月4日に受けた健康診断で異常が発覚。精密検査の結果、同22日に右大腿骨骨肉腫と診断された。大宮は今季の練習を同18日に開始したが、塚本選手は参加できず、2月27日に自らの意思で記者会見を開き、病状を明らかにした。

 クラブは塚本選手を登録から外さず、今シーズンは選手として共に闘うと決定。C大阪とのリーグ開幕戦があった7日には、入院前日にもかかわらず本人がNACK5スタジアム大宮で観戦し、サポーターらにあいさつした。大宮の後援会が発起人となって支援基金が設立されるなど、全国各地で塚本選手を援助する動きも広がっている。

 塚本選手はコメントで、手術当日の苦しい胸中を告白。「皆さまの力が僕を強く導いてくれていることに心からお礼を言います」などと、感謝の言葉で締めくくった。

僕はすごい 1日目に車いす メッセージ全文

 3月7日開幕戦・ 一生忘れられない日を与えてくれた多くの人に感謝し、翌8日に入院をし、そして10日に無事に手術が終わりました。

 強い決心と決断をしたつもりでしたが、3階の手術室に向かう途中から涙が止まらず手術室へ入る一歩が踏み出せない弱虫な僕がいました。

 それは手術への恐怖、不安などではなく僕からサッカーを奪った骨肉腫という病への憎しみと悔しさでした。

 僕と同じ気持ちの兄ちゃんが「大丈夫」と僕の背中を押してくれました。

 後戻りは許されず、気が付いた時には硬く重たい右脚を恐る恐る触ることが精いっぱいでした。

 そして今、術後の痛みと戦っています。

 ベッドの前には、強く優しい仲間たちからの千羽鶴やユニホーム、温かなサポーターからのフラッグなどが僕を見守ってくれています。

 術後、1日目にして車いすに乗った患者さんは病院始まって以来とのこと…(僕はすごい)。

 皆さまの力が僕を強く導いてくれていることに心からお礼を言います。

 ありがとうございました。

 一日一日、一歩一歩頑張ります。

 泰史

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