最新がん治療、医師6人が講演…かながわ健康塾

最新がん治療、医師6人が講演…かながわ健康塾

「早期発見・治療が重要」無症状での進行に注意
 最新のがん治療をテーマにした市民向けセミナー「第4回かながわ健康塾」(神奈川県医師会、横須賀市医師会、読売新聞横浜支局主催、湘南読売会横須賀支部協賛)が13日、横須賀市日の出町のヴェルクよこすかで開かれた。

 同市医師会理事の松岡幹雄さん(58)が座長を務めて、同市内で診療を行っている6人の医師が、肺、胃、大腸、乳房、子宮、前立腺のがんについて講演し、約200人が熱心に聞き入った。

 最近、国内で増加が目立つ子宮がんや乳がん、前立腺がんでは、各講師が自覚症状が出る前の早期発見・治療の重要性を強調した。

 市立うわまち病院産婦人科部長の小山秀樹さん(49)は「特に若い女性が子宮頸(けい)がんにかかると、子宮摘出など、深刻な影響が出る場合もある」と指摘。原因ウイルスに有効なワクチンが昨年12月、国内で発売されたことから、「10代前半の接種が予防に効果的」と述べた。

 また、ふかさわクリニック院長の深沢信悟さん(51)が「乳がんは症状がないままゆっくりと進むので、定期的な検診を」と訴えた。男性特有のがん・前立腺がんについても、古畑泌尿器科クリニック院長の古畑哲彦さん(72)が「高齢者に目立ち、初期は無症状のことが多い」と説明した。

 最新の治療法では、横須賀共済病院の大河内稔呼吸器内科部長(46)が、肺がんをピンポイントで治療する「分子標的薬」による治療の実例を挙げた。

 また、福島忠男外科部長(48)は、肛門(こうもん)近くの大腸がんでも、肛門を切除せずに温存する手法を紹介。

 聖ヨゼフ病院外科部長の木村正之さん(52)は、腹部に穴を開け、カメラで中を見ながら行う胃がんの腹腔(ふくくう)鏡下手術について、傷跡が小さく、痛みや出血が少ないなどの長所を挙げた。

 聴講した同市日の出町の長野登さん(81)は「最近のがんに関する知見やワクチンなど、いろいろと出て来て、非常に参考になった」と語った。

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