米OSI、アステラス買収案を拒否-がん治療薬の想定売上高反映せず

米OSI、アステラス買収案を拒否-がん治療薬の想定売上高反映せず

3月15日(ブルームバーグ):米OSIファーマシューティカルズのゴダード最高経営責任者(CEO)は、アステラス製薬から仕掛けられた35億ドル規模の敵対的買収案について、OSIのがん治療薬「ターセバ」の好調で見込まれるピーク時の年間売上高70億ドルを反映していないとの認識を示した。

  ゴダードCEOは15日のインタビューで、アステラスが示した1株当たり52ドルでの買収案は「当社が計画するターセバの開発・販売サイクルに何の価値も置いていない」と批判した。同CEOはターセバの売上高がピークに達する時期についてはコメントしなかった。OSIのイングラム会長は株主にあてた書簡で、同買収案はがん治療薬を市場に投入し、黒字経営を維持するバイオテクノロジー企業であるOSIの価値を「十分に反映していない」として、アステラスによる株式買い付けに応じないよう求めた。

  アステラスは主力薬の免疫抑制剤「プログラフ」の特許が切れて以降、収入源となる新たな製品が必要となっている。プログラフの2008年度の売上高は20億1000万ドルだった。アステラスはOSI買収を通じ、同社初の市販のがん治療薬となるターセバを獲得したい考えだ。

  アステラスは2日に買収案を提示。同社はこの買収案に関してOSIとは1年以上前に協議を開始していたと明らかにした。同買収額は買収発表前の2月26日のOSI株終値を40%上回る。

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