富山労災病院 がん治療体制を強化

富山労災病院 がん治療体制を強化

放射線 新導入機器の見学会
 富山労災病院(魚津市)は十六日、四月から同病院で稼働する放射線治療装置「リニアック」の見学会を開いた。同病院はリニアック導入で、核医学診断装置「PET-CT」と合わせて、がんの早期発見と放射線治療の体制が整う。

 機器を見学した沢崎義敬市長は「安心して治療を受けられる体制になった。病院の全面改築も支援したい」と、市内唯一の公的病院の医療体制の確立に期待した。

 リニアックは、エックス線や電子線などの放射線を照射して、がんを治療する医療機器。導入したのは米国製で、がんの部位に集中して放射線を照射でき、体のほかの部分への影響が少ない。

 特に乳がんと肺がんに効果的で、三輪晃一院長は「乳がんの罹患(りかん)率は高い。切除せずに治療する放射線治療は乳がんに適している」と説明した。

 同病院は独立行政法人の労働者健康福祉機構が運営。二〇〇五年度まで使っていたリニアックが故障、更新できずにいた。そのため市が約二億八千三百万円で購入して病院に有償貸与する形で支援。市は〇六年に「PET-CT」も有償貸与している。

 同病院は一〇年度から、全面改築に向けた基本構想の策定に取り掛かる。

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