シスメックスは16日、血中循環がん細胞(CTC)を検出する技術の臨床有用性の検証に向け、国立がんセンターと共同研究を開始したと発表した。まず、胃・大腸・食道・肝臓・すい臓がんを対象にCTCが検出できるかを確認したうえで、それぞれのがんに対し、臨床有用性の検証を実施していく予定だ。シスメックスはオンコリスバイオファーマとの共同研究開発で、生きたがん細胞内で増殖するウイルスを利用して、血液中に存在するがん細胞を発光させて検出する技術を2009年1月に確立した。同技術はCTCを高感度に検出でき、血清腫瘍マーカー検査やCTスキャンなどよりも早期・正確にがん転移の可能性を予測する診断法につながると期待されている。

シスメックスは16日、血中循環がん細胞(CTC)を検出する技術の臨床有用性の検証に向け、国立がんセンターと共同研究を開始したと発表した。まず、胃・大腸・食道・肝臓・すい臓がんを対象にCTCが検出できるかを確認したうえで、それぞれのがんに対し、臨床有用性の検証を実施していく予定だ。シスメックスはオンコリスバイオファーマとの共同研究開発で、生きたがん細胞内で増殖するウイルスを利用して、血液中に存在するがん細胞を発光させて検出する技術を2009年1月に確立した。同技術はCTCを高感度に検出でき、血清腫瘍マーカー検査やCTスキャンなどよりも早期・正確にがん転移の可能性を予測する診断法につながると期待されている。

アスベスト関連の癌(がん)である中皮腫に対する試験ワクチンの安全性が、オランダの新しい研究によって示された。この知見は、米医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(呼吸器・クリティカルケア医学)」オンライン版に3月4日掲載された(印刷版にも掲載予定)。

オランダ、エラスムスErasmusメディカルセンター肺専門医のJoachim Aerts博士らは、10例を対象に、患者の腫瘍由来抗原をパルスした患者自身の樹状細胞(dendritic cell)を注入するワクチンについて検討。その結果、中皮腫腫瘍に対して免疫T細胞反応が誘導されることが判明した。中皮腫患者における樹状細胞を用いた免疫療法の検討は今回が初めて。

アスベストは、先進国では数十年前から禁止されているが、中皮腫の発生率は2020年まで上昇し続けると予測される。診断後の平均生存期間は約12カ月であり、標準的な化学療法によって生存率は約3カ月まで改善する。

Aerts氏は「免疫系の潜在力と特異性を利用する可能性が癌の免疫療法への関心が高まりつつある理由である。そのような方法の1つが患者自身の樹状細胞を用いて腫瘍関連抗原を提示し、それによって腫瘍特異的な免疫性を生じさせるというもの。中皮腫の主な問題は、腫瘍による免疫抑制環境が治療にネガティブな影響を及ぼすことであるため、現在それを低減する方法に取り組んでいる」と述べている。

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