海外技術/米スローン・ケッタリング記念がんセンター、がん細胞を老化

海外技術/米スローン・ケッタリング記念がんセンター、がん細胞を老化

米スローン・ケッタリング記念がんセンター、米ハーバード大学、九州大学などの研究チームは生体内でがん性細胞を強制的に老化させるシグナル経路(パスウエー)を発見した。
 一般的にがん細胞は老化しないで無限に分裂・増殖する特徴がある。今回、特定したのは、腫瘍(しゅよう)が形成される状態に限って細胞を老化させる新しいパスウエー。これまで知られているp19Arf―p53のがん抑制の経路を活性化しない代わりに、p27、p21といったがん抑制遺伝子に依存しているという。
 研究によれば、がんにかかったマウスで新しい経路の中心的存在であるSkp2遺伝子を働かなくすると、がん細胞が老化して細胞分裂を停止、腫瘍形成が大幅に制限された。p19Arf―p53経路の正常な機能が損なわれたマウスでもSkp2の不活化で、がん細胞の老化が見られた。薬剤によるSkp2の阻害ががんに対する有効な予防・治療法になる可能性がある。

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