骨髄バンクで助かる命 移植うけた男性が芝居企画

骨髄バンクで助かる命 移植うけた男性が芝居企画

19、20日、大阪府立健康科学センターで上演  

 骨髄バンクを知ってもらうきっかけになればと、骨髄移植を受けた男性が企画した芝居「月の静かな夜のこと」が19、20の両日、大阪市東成区の府立健康科学センターで上演される。出演者もボランティアで参加し、白血病や骨髄バンクへの理解を訴える。

 男性は、イベント制作会社「ライズ企画」の杉本郁夫さん(35)。24歳のとき、建築現場での事故の手術をする際の血液検査で慢性骨髄性白血病と診断。骨髄バンクに登録し、骨髄移植手術を受け健康を取り戻すことができた。

 「命をつなぐ贈り物」をもらった杉本さんは、チャリティーコンサートなど支援活動に取り組むなか、もっと白血病のことを知ってもらおうと、骨髄バンクをテーマにした芝居を上演することを思いついた。

 上演にあたり、仕事で知り合った劇団主宰の田中悟さん(39)が協力。趣旨に賛同した役者仲間が集まり、昨年秋から準備を進めてきた。

 芝居は、ある日突然、白血病と診断された会社員とその家族のきずなの尊さを描いた作品。随所に杉本さんの体験が盛り込まれている。杉本さんは「社会復帰できたのは、名も知らないドナー(骨髄提供者)さんのおかげ。骨髄バンクで助かる命があることを知ってもらいたい」と話し、収益はすべてNPO法人「関西骨髄バンク推進協会」(大阪市)に寄付される。

 同協会によると、骨髄移植は、患者とドナーの白血球の型が一致しなければならず、非血縁者間で一致するのは数百人から数万人に1人の割合。全国で約2550人(2月末)が移植を待っているという。

 開演は19日が午後7時、20日が午後1時半と6時から。料金は500円。申し込み・問い合わせはライズ企画(電話090・6674・3709)。

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