乳がん患者支え10年目

乳がん患者支え10年目

京滋の医師、健康運動指導士が乳がん患者を心身両面から支援するNPO法人「リ・ヴィッド」(京都市中京区)が、10年目を迎えた。2000年12月の発足当時、患者同士の会はあったが、専門家が加わった支援組織は国内で初めて。患者の不安に運動療法や電話相談、セミナーなど独自の活動で応え、術後のくらしを支え続けている。

■不安解消へ 運動療法やセミナー

 乳がんは20人に1人がかかるとされる。早期治療で完治するが、手術で乳房を切除して落ち込んだり、病気への不安からうつになる人もいる。副作用を伴う治療もあり、生活への影響が大きい。

 リ・ヴィッドの活動の中心は、乳房とともにリンパ節を切除した患者向けに開く週1回の運動療法講座。腕が上がるようにしたり、むくみを和らげるのが目的だが、「楽しく話したい」と交流目的での参加者も多い。

 専門医が最新治療などを語るセミナーは、京滋各地で毎月開く。参加者が200人を超え、満員の回も。患者会員も当初の数十人から350人に増え、旅行なども企画する。会報には「ネットで調べても一方通行。(セミナーで話を聞くと)帰り道にすっきりとした気持ちになる」と患者が感想を寄せている。

 リ・ヴィッド理事長で、滋賀県立成人病センターの堀泰祐医師は「生活面までサポートできる病院はまだ少なく、患者会では情報の精度に限界がある。専門医が参加する利点を生かし、新しく正しい治療情報と前向きに生きるきっかけを提供していきたい」と話す。

 問い合わせは月・水・金曜の午後1~4時に事務局TEL075(257)5935。

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