がん治療:群馬大、2回目の重粒子線照射 /群馬

がん治療:群馬大、2回目の重粒子線照射 /群馬

◇前立腺がん10例治療後、先進医療申請へ
 前立腺がん患者に対する重粒子線治療を開始した群馬大は17日、県庁で会見し「重粒子線の2回目の照射を行い、順調に終了した」と発表した。1回目の照射は16日に行われており、4週間で計16回照射する。前立腺がん10例に対する治療が終了した時点で、厚生労働省に先進医療の申請を行う。

 大学病院での重粒子線治療は全国初。治療施設の総工費は約123億円で、うち約40億円を県と県内市町村が公費で支えており、全県挙げての取り組みとなる。

 同大の和泉孝志・重粒子線医学推進機構長によると、前立腺がんへの治療を先行させたのは、装置の不具合で治療が遅れることになっても、薬物療法でがんの進行を抑えられるなどリスクが小さいため。先進医療に移行後、一定の条件を満たせば肺がんや肝細胞がんなどの治療も行う。

 実際に治療にあたっている大野達也准教授によると、1回の照射時間は40~45秒。ビームは肉眼では見えず、患者に照射された感覚はないという。

 短期間でがんを死滅させる効果が高く、体への負担が少ないメリットがあるが、すべてのがんに有効ではなく、受診を希望する場合は主治医の紹介状が必要。治療費(全額自己負担分)は300万円程度。先進医療として認められれば、入院料など通常の治療と共通する部分は、一般の保険診療と同様に扱われる。

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