ハワイ在住日系人女性、リンパ浮腫 渡日治療

ハワイ在住日系人女性、リンパ浮腫 渡日治療

会見で初めて被爆体験語る
広島で被爆した、ハワイ在住の日系人2世、石元恵美子さん(78)が病気治療のため来日し、24日、広島市内で記者会見した。石元さんは「日本で治療を受けられて感謝しています」と涙を見せ、初めて被爆体験を公の場で語った。

 石元さんはハワイ生まれで、4歳の時に両親の古里である広島へ。原爆投下時は郊外の女学校にいたが、翌日に広島市中心部にあった自宅に帰ろうとして、放射線を浴びた。直後に吐き気や脱毛などの急性症状に襲われ、約10年後にハワイに戻った後も、がんなどに苦しんできたという。

 昨年に県医師会が現地で実施した健康診断を受け、両脚全体が腫れ上がるリンパ浮腫が悪化していると診断され、渡日治療を決意。1月に来日し、東京大医学部付属病院で手術を受け、広島市安佐南区の病院でリハビリを受けていた。

 「8月6日には、ハワイの日系人は小さくなっていた」と、石元さんは明かした。「真珠湾攻撃をどう思うのか」と言われるためだ。石元さん自身も身近な人にしか体験を語らなかった。記者会見を開き、体験を語った理由について、石元さんは「治療が成功したのと、高齢となって体験を残したいと思ったから」と話した。

 気がかりなのは、ほかのハワイ在住の被爆者のことだ。石元さんは「まだ、治療が必要な被爆者が多くいる。そんな人たちに、日本での治療のことを話して勇気づけたい」と話した。

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