陽子線 がんに立体照射

陽子線 がんに立体照射

県が94億円をかけて進めている県立病院の陽子線がん治療センター(仮称=福井市四ツ井)の工事がほぼ完了し、24日、報道機関に公開された。

 放射線の一つである陽子線を使ったがん治療施設は、県によると日本で7番目で、日本海側では初という。陽子線は従来のX線よりも体の奥深くで放射線が最大になる特徴があり、ピンポイントでがん細胞を破壊できる。副作用が少なく、痛みもない。早期がんでは外科手術と同等の治療効果が見込めるという。

 加速器で陽子を光速の約7割まで加速し、体のどの方向からでも照射できる装置で治療する。がん病巣の立体的な形に合わせて分割照射する「積層原体照射システム」を、陽子線がん治療施設に採用するのは世界初という。

 前立腺がん、肺がん、肝臓がんなどに効果がある。同病院では来年3月の治療開始を目指しており、12月ごろには予約を始めたいとしている。ただ、最先端治療で公的医療保険の対象外のため240万円程度かかる治療費は患者負担になる。

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