闘病を支援 がん患者に「タオル帽子」 加古川 

闘病を支援 がん患者に「タオル帽子」 加古川 

加古川市の主婦らでつくるボランティアグループが、抗がん剤治療で髪の毛が抜ける副作用に悩むがん患者たち向けに、タオルを縫い合わせ帽子を製作、病院などに届けている。4人で始めた活動は患者らの間で評判となり、協力会員は現在約70人。メンバーは「これからも支援の輪が広がれば」と期待する。(増井哲夫)

 加古川市加古川町の主婦松下よし子さん(61)は昨年夏、岩手県の市民団体「岩手ホスピスの会」がタオル帽子で患者を支援していることを知り、同会から型紙を取り寄せた。

 当初は製作を協力しようと考えていたが、「必要としている人が身近にもいるはず」と思い、友人3人に地域の患者を支援しようと提案。岩手の会の了承を得て、8月に「加古川・たおるぼうしの会」を発足させた。

 材料は薄手のタオルと糸と針だけ。家事の合間などに製作を続けた。9月には、加古川市民と県立加古川(現県立加古川医療センター)、高砂市民の3病院にそれぞれ30個、神鋼加古川病院に10個を届けた。

 「肌触りがよく、家でもかぶっています」「妻にも1枚作ってもらった」など患者の評判は上々。加古川市民病院で治療を受ける兵庫県多可町の女性(66)は「温かい気持ちがうれしかった」と松下さんに手紙を寄せた。闘病生活が8年に及び、不安を感じていたが、治療への決意を新たにしたという。

 タオルを寄付したり、製作に参加したりする協力の輪も広がっている。加古川市内の通所介護施設では、職員が月1個のペースで製作。施設を利用する90代の女性は「私の元気をあげたい」と折り鶴も添える。

 松下さんは「帽子とともに、いろんな人がさまざまな思いで支援してくれていることを伝えたい」と話す。同会TEL080・5323・0445

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