新日鉄室蘭病院に血液腫瘍内科開設、骨髄移植可能に

新日鉄室蘭病院に血液腫瘍内科開設、骨髄移植可能に

新日鉄室蘭総合病院は4月、血液腫瘍(しゅよう)内科を開設する。血液専門医で血液学会認定指導医の黒田裕行医師(44)が着任したことが背景。これまで札幌などで行われていた骨髄移植手術も可能になるという。血液専門医は道内でも数少なく、地域医療の底上げの面からも大きな期待が寄せられそうだ。
血液腫瘍内科は、白血病や悪性リンパ腫、骨髄腫などの造血器腫瘍や、鉄欠乏性貧血などの血液疾患を診断、治療する科。移植に対応できる無菌室3床などを活用する。

 同院ではこれまで、血液疾患は消化器科が担ってきたが、今後は消化器と黒田氏が科長を務める血液の各チームが連携、両科計8人体制で診療に当たる方針だ。

 黒田氏の着任などの体制整備を受け、白血病患者らへの血縁者間の骨髄移植、自家末梢(まっしょう)血幹細胞移植を新たに実施していく。同氏は幹細胞移植手術で「50件程度」の実績があるという。

 黒田氏は「移植手術について徐々に軌道に乗せる一方、最新の医療を提供したい。新規の関連した薬剤の処方も可能になり、遠方での診療で苦労した人たちの一助になれば」と話している。同院は「将来的に、骨髄移植などの認定施設も視野に入れて運営していく。地域医療の自己完結を目指したい」と話している。

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