がん学ぶ機会身近に…下松のNPOに助成

がん学ぶ機会身近に…下松のNPOに助成

正力厚生会 緩和ケア講座など活動
がん医療や緩和ケアの講座などを通し、がん患者の支援を続けている下松市のNPO法人「周南いのちを考える会」(前川育代表)が、公益財団法人「正力厚生会」のがん患者団体助成事業に選ばれ、50万円が贈られる。前川代表は「活動を継続し、がんや、命の大切さについて学びを深めたい」と話している。

 同会は、末期のがん患者の精神的、肉体的な痛みを和らげる緩和ケア病棟の必要性を訴えるため、2001年6月に発足。県内の病院で勤務するホスピスケア認定看護師を講師に招き、緩和ケアを学ぶ勉強会や、署名集めを通した啓発活動などを展開してきた。

 最近は、がん医療や緩和ケアについて学ぶ講座、昨年9月に県立総合医療センター(防府市)に開設した「がん患者サロンきらら」のボランティア活動が中心。今回の助成金は、講座の運営費などに充てるという。

 前川代表は、胃がんなど3度の手術を通して末期患者の心身両面の痛みや苦しみを知り、和らげる手だての必要性を痛感。身近にがんを学ぶ機会を提供したいとしており、「専門家の講座を地域で開くことは、患者やその家族だけでなく、遠方まで聴講に出かける時間がない医療従事者にとっても意義深い」と話している。

 同会は、活動に参加するボランティアを募集中で、前川代表(090・9417・6908)が受け付けている。

 がん患者団体助成事業の応募方法などの問い合わせは、正力厚生会(03・3216・7122)へ。

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