乳がん治療患者が児島市民病院提訴 4年間違う薬を投与

乳がん治療患者が児島市民病院提訴 4年間違う薬を投与

乳がんの術後治療をめぐり、倉敷市立児島市民病院(倉敷市児島駅前)で3年8カ月にわたって本来使うべき薬とは違う薬を投与されたとして、県内の40代女性が、病院を運営する同市に慰謝料など約360万円を求めた訴訟を岡山地裁に起こしたことが、31日分かった。

 訴えによると、問題となっているのは、乳がんの再発や転移を防ぐホルモン療法薬。女性は2004年、同病院で左乳房のがんと診断されて手術。放射線治療と抗がん剤の点滴を受けた後、翌年10月からホルモン療法薬の服用を5年間の予定で始めた。

 だが09年6月、これまで投与されていたのは閉経した患者に使われる薬で、閉経していない女性には別の薬を用いるべきだったことが発覚。女性に現在、がんの再発や転移は見られないが、3年8カ月にわたって適切な治療を受けられず、精神的な苦痛を受けたとしている。ホルモン療法薬使用開始時と発覚時では、担当医師が変わっていた。

 原告代理人の弁護士は「違う薬を投与した理由など詳しい説明はなかった。ミスが延命に影響を及ぼしている可能性も否定できない」としている。

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