金大がん研究所 角間に移転 機動力アップ 除幕式 組織変更、12分野に再編

金大がん研究所 角間に移転 機動力アップ 除幕式 組織変更、12分野に再編

金沢市宝町から同市角間町に新築移転した金沢大がん研究所で一日、竣工(しゅんこう)記念の除幕式が開かれ、関係者らが新たな船出を祝った。

 除幕式には研究所の関係者ら約八十人が出席。向田直史研究所長が「新しい施設で、がん克服という大きな目標を達成できるよう努力していきたい」とあいさつ。中村信一学長ら八人で「がん研究所」と書かれた入り口の壁を除幕した。

 研究所は、文部科学省唯一のがん研究所として一九六七(昭和四十二)年に設立。がん分野の中でも特に「転移」や「薬剤耐性」の研究に力を入れてきた。最近では、慢性骨髄性白血病で投薬の効果を妨げ再発の原因にもなっていたがん細胞中の物質を発見するなどの成果を挙げている。

新研究所は、鉄筋コンクリート六階で、建築面積八百九十四平方メートル、延べ床面積五千七十二平方メートル。以前は別棟にあった実験用動物の飼育施設を併設し、より機能性を高めた。外観は大学の前身である旧制四高のレンガ壁をイメージしている。

 また、移転を機に研究所付属がん幹細胞研究センター、研究所付属分子標的がん医療研究開発センターを廃止。十四あった研究分野を十二に見直し、より機動的に取り組めるようにしたという。

 引っ越しは三月中に終え、既に稼働している。

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