乳がん・子宮がん 画像検診 デジタル化

乳がん・子宮がん 画像検診 デジタル化

財団法人県健康スポーツ財団は、富山市蜷川の県健康増進センターにある乳がんと子宮がんの検診車の一部をそれぞれ新しくした。5日から運用を始める。検診車を企業などに配車する日もこれまで以上に増やし、利便性と精度の向上で、一人でも多くの女性のがんの早期発見、早期治療を目指す。(中林加南子)

 乳がんの検診車は県内に6台あり、同センターはそのうち3台にマンモグラフィー(乳房X線撮影)5基を持つ。昨年度は今年2月までに、集団検診で4万4650人が受診した。

県健康増進センター 精度・管理 向上

 今回の更新で、2001年度から使ってきたアナログ方式のマンモグラフィーをすべてデジタル方式に切り替えた。これまでは、センターに持ち帰って現像するまで、うまく撮影できているか分からず撮り直しになる例もあったが、デジタル化で、撮影した画像をその場で確認できるようになる。データ管理も簡単になる。

 さらに、3台ある子宮がんの検診車のうち1台を新型車に替えた。待合スペースが広くなり、検診台はリクライニングが可能に。車の燃費も向上するという。

 センターでは、運転手やマンモグラフィーを撮影する技師を女性にしたり、子宮がんの判定に国際ライセンスをもつ専門の細胞検査士があたったりと、受診しやすい環境づくりと、精度の向上に努めている。乳がんと子宮がんの検診車をセットで配車し、休日や冬場も受け付けるなど利便性のよさもうりだ。県内15市町村はもちろん、岐阜県に行くこともあるという。

 啓発や国の検診の無料クーポンで、受診者は大幅に増えている。2月末現在の昨年度の集団検診受診者は、乳がんで前年度比約5千人、子宮がんで約3千人増えた。がんが見つかる人もそれぞれ19人、13人増。センターの大江浩所長は「受診者全体の数だけでなく、初めて受診する人が増えたのだろう」とみる。

 それでも、県内の市町村がん検診受診率は乳がんで25%、子宮がんで21・4%(07年度)にとどまっていて、受診率50%以上を目指す県の計画にはほど遠い。乳がんや子宮がんは死に至らなくても、乳房をとったり子どもが産めなくなったりするなど、女性にとって影響が大きい。放射線技師のひとりは「怖がらないで来てほしい」と受診を呼びかけている。

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