県立医大付属病院:「がん哲学外来」を開設 患者の思いや悩み受け止め /福島

県立医大付属病院:「がん哲学外来」を開設 患者の思いや悩み受け止め /福島

県立医大付属病院(福島市光が丘)に9日、「がん哲学外来」が開設された。病状を診るのではなく、患者の思いや日常生活の悩みを受け止め、じっくりと対話する“心の診療室”だ。発がん研究に携わってきた樋野興夫(ひのおきお)・順天堂大教授が相談員として月1回詰める。

 「医師が患者にゆっくり向き合う場が必要」と、樋野教授は08年1月、同様の外来を順天堂大医院(東京都)に開設。がんや死を避けられないものとしてとらえ、生き方を考える姿勢を「がん哲学」と名付けた。開設直後から相談者が殺到し、横浜市と千葉県柏市にも開設。県立医大付属病院は全国で4カ所目となる。

 初日はテープカットが行われ、細矢光亮副病院長が「がん治療は進歩したが、多くの患者は心のケアを必要としている。がん哲学外来は福島のがん治療の新たな一歩になる」とあいさつ。樋野教授は「偉大なおせっかいになりたい。情報提供に偏っている日本のがん医療のすき間を埋める試みだ」と話した。

 相談は無料。月1回、患者と家族ら3組程度を受け付ける予定。日程は同病院のホームページなどで告知する。1組約50分で、事前予約が必要。問い合わせは、同病院臨床腫瘍センター(024・547・1088)へ。

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