がん克服、駆ける10歳 相生の男児が大会出場へ 

がん克服、駆ける10歳 相生の男児が大会出場へ 

100万人に1人という肝臓がんの一種、肝芽腫を発症し、一時は「余命1年」と宣告された相生市立青葉台小5年川口祐典君(10)=同市=が11日、芦屋市で開かれる「ユニセフカップ2010芦屋国際ファンラン」に出場する。「僕も病気を治した。いつか一緒に走ろう」。小児がんと闘う子らへのメッセージを込めて走る。

 発症が分かったのは2004年3月。まだ4歳だった。抗がん剤は効き目がなく、医師は「このままなら1年もたない」と告げた。同年10月、母吉代さん(35)から肝臓を移植した。

 「肝移植後、再発したら生存率はゼロ」と宣告されたが、翌年、左肺にがんが見つかった。しかし、川口君は大量の抗がん剤投与に伴う激しい倦怠感や痛みにくじけず、4カ月後に退院した。

 現在は地元のサッカークラブや太鼓サークルで活躍。病院には年に1度検査入院するだけという奇跡的な回復をみせた。

 今回の出場は、がんを克服し、コンサートやマラソンを続ける情報誌編集長杉浦貴之さん(38)=愛知県岡崎市=との約束だ。数年前から交流があり、あこがれの存在。その杉浦さんから「一緒に走ろう」と誘われ、母子での参加を決めた。

 「元気に走り、少しでも多くの人を勇気付けたい」と川口君。練習を重ね、ファミリーの部(3キロ)での完走を目指す。

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