ヒト染色体操作、新技術 がん原因解明に有効…滋賀・守山の研究所

ヒト染色体操作、新技術 がん原因解明に有効…滋賀・守山の研究所

県立成人病センター研究所(滋賀県守山市)は、ヒトの染色体の組みかえを簡単に操作できる技術を開発し、米国科学雑誌オンライン版で発表した。研究所は「染色体の異常で起こるがんなどの病気の原因解明に役立つ可能性がある」としている。

 研究グループの植村宗弘氏(遺伝子研究部門)によると、新技術はノーベル化学賞を受賞した下村脩博士が発見した蛍光たんぱく質を応用。酵素の作用によって2本の染色体が交差して組みかわる現象「転座」が起こると、細胞が光って観察しやすくなり、光る細胞の割合を測定すれば、転座の起きやすさが遺伝子の場所や細胞の種類によってどう違うのかを調べることができるという。

 がん細胞では染色体の異常が頻繁に起きているが、構造異常の原因などはわかっておらず、研究所は「開発した技術を用いて、がんの新しい診断や治療の開発につなげたい」とする。

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