井上ひさしさん、肺がんで死去 三女が会見

井上ひさしさん、肺がんで死去 三女が会見

 小説「吉里吉里人」などの作品で知られる作家・井上ひさしさんが9日夜、肺がんのため、神奈川・鎌倉市の自宅で死去した。75歳。11日午前に会見した井上さんの三女・麻矢さんは「『組曲虐殺』が書けたから『もう全然いいんだよ』と笑いながら言っていたが、次の作品を書きたくなるのが作家の業だと思います」と話した。

 また、井上さんの出身地である山形・川西町で、井上さん執筆の書籍や雑誌22万点を所蔵する「川西町フレンドリープラザ」の阿部孝夫館長は「東京のこまつ座(井上さんの戯曲のみを専門に上演する制作集団)の担当者から11日朝、訃報(ふほう)を聞いた。治療に専念し、体調が戻ったら新作を書きたいと意欲を燃やしていただけに非常に残念」と話している。

 井上さんは大学在学中から劇作家として活動する一方、小説「手鎖心中」で直木賞を受賞、また、東北の村が突然、日本政府から独立するという奇抜なストーリーの「吉里吉里人」など多くの作品を生み出した。

 井上さんは去年秋に肺がんと診断されて治療を続けていて、9日に一時退院したところ、容体が急変したという。

 井上さんの事務所などによると、近く近親者のみで通夜と告別式を行う予定。

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