長崎でがん治療公開セミナー 専門医が「免疫細胞療法」解説

長崎でがん治療公開セミナー 専門医が「免疫細胞療法」解説

 がん治療で先端的医療の一つとされる「免疫細胞療法」に関する公開セミナー(長崎新聞社など後援)が10日、長崎市内であり、医療法人社団滉志会(東京)の瀬田クリニック福岡=福岡市博多区=の藤本勝洋院長が現状を解説した。

 免疫細胞療法は、がん患者からリンパ球などの免疫細胞を採取し、体外で大量に増やしてから体内に戻し、がんを攻撃させる療法。副作用が少ないことから患者の生活の質(QOL)を保てる点が特徴。

 藤本院長は、手術後の患者への適用をはじめ、抗がん剤などの化学療法、放射線療法などを低減して併用することでがんが縮小し、容体が改善した実例を示し、「吐き気や白血球減少などで体を痛めつけることなく、各療法を総合的に組み合わせることが大切。患者のQOLを心身ともに上げることが治療の効果にも結び付いている」と話した。

 この療法は自費診療のため、治療費は高額で、セミナーでは健康保険適用を求める署名も行われた。

 セミナーには、市民ら300人が参加した。

 滉志会が運営する瀬田クリニックは1999年に東京都世田谷区に設立され、現在は全国に5カ所。約45の医療機関と連携し、大学病院などでは療法の有効性を高める研究も実施されている。

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