子宮頸がん 知ってますか

子宮頸がん 知ってますか

細胞検査士会

若い女性に急増 検診など呼びかけ

 若い女性に子宮頸(けい)がんが急増している現状を伝え、自分の体に関心を持ってもらおうと、細胞検査士会が10日、JR富山駅前で初めて啓発活動をした。県健康増進センターは、がんの原因となるウイルス感染を自宅でチェックできる郵送検査を実施。検診の受診を呼びかける。(中林加南子)

 「子宮(しきゅう)の日」(4月9日)にちなんだ街頭活動。買い物客や観光客が行き交う富山駅前に、ピンクの文字の「LOVE49(子宮)」ののぼりが立った。がんの診断をする細胞検査士や大学生がパンフレットを配ると、「若い人もかかるんですか」と驚いて足を止め、詳しく説明を聞く人もいた。

 子宮の日は、NPO法人「子宮頸がんを考える市民の会」(東京)が2009年に記念日として登録した。子宮頸がんは定期検診とワクチンで予防できると言われながら、欧米のように啓発が進まず、20~30代の女性を中心に発症する人が増えている現状がある。

 30年前は発症のピークは70代だった。だが、子宮頸がんの原因といわれるHPV(ヒトパピローマウイルス)は性交渉で誰でも感染する可能性があり、性体験の低年齢化でピークは30代にシフト。年に3500人ほどが亡くなっているといわれ、20代前半の人もいる。

 一方で、子宮頸がんは予防できるがんと言われている。HPVに感染してからがんになるまで5~10年かかることから、定期的な検診でがんになる前に発見、治療できるからだ。だが、20歳以上が対象の検診の受診率は県内で21・4%にとどまり、若い人は少ない。

 深刻な現状に「黙っていても亡くなる人は減らない」と立ち上がったのが、日本臨床細胞学会の県支部細胞検査士会だ。会長の堀隆さんは、「子宮頸がんで亡くなる人が右肩上がりなのは日本だけ。若い人を失いたくないという切実な思いだった」と話す。

自宅で可能 郵送検査も

 県内の医療機関で採った検体を検査している県健康増進センター(富山市)は、HPVの郵送検査をしている全国で数少ない施設の一つだ。インターネット(http://www1.coralnet.or.jp/zoshin/hpv-page01.html)で申し込むと自宅に検査キットが届き、自分で検体を採取し返送。約10日後にインターネットで検査結果が確認でき、HPVに感染しているかどうかが分かる。

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