リボンに闘志 乳がんの妻支え ミケルソンV

リボンに闘志 乳がんの妻支え ミケルソンV

 4年ぶりの優勝を決めたフィル・ミケルソン(米国)の帽子には、乳がん撲滅のため、早期検診を訴える運動のシンボル「ピンクリボン」の刺しゅうがあしらわれていた。

 昨年5月にエーミー夫人の乳がんが分かった。それ以後は競技よりも闘病する妻に付き添うことを優先した。妻が手術を受け、母にも乳がんが見つかった直後の昨年7月には、全英オープン選手権の出場を取りやめた。メジャー61大会連続出場の大記録が途絶えたが「わたしには家族が最優先」と迷いはなかった。

 快方に向かっている夫人にとって手術後、初めての観戦だった。ミケルソンは「この1年はきつかったが、困難と闘う妻を誇りに思う」と話した。優勝を決めた直後のグリーン脇で、熱く抱擁した。言葉は必要なかった。「何と言っていいのか分からず、ただ抱き合った」。3人の子どもたちも加えた歓喜の輪に、大観衆が祝福を送る。名手のほおを熱い涙が伝った。

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