肝がんの遺伝子異常発見 国際ゲノム解析で日本チーム

肝がんの遺伝子異常発見 国際ゲノム解析で日本チーム

理化学研究所と国立がん研究センターなどの研究チームは14日、C型肝炎ウイルスの感染が原因で肝臓がんになった患者のゲノム(全遺伝情報)を解読し、健康な人では見られない約100カ所の遺伝子の異常を新たに見つけたと発表した。

 2万5千人のがん患者のゲノムを解読し、がんの病態解明や新たな治療法開発などにつなげるプロジェクト「国際共同がんゲノム解析コンソーシアム」の一環。

 プロジェクトは2008年に発足し、日本のほか米国、英国、中国などが参加。50種類のがんについてゲノムを解析し、がんごとに特徴的な変異を突き止め、包括的なカタログをつくる。データは無償で公開し研究促進に役立てる。

 日本はウイルス関連の肝臓がんを担当、今回発表したのは70代の男性患者2人から採取した細胞の解析結果。最終的に500人の患者の解析を目指す。

 理研ゲノム医科学研究センターの中川英刀チームリーダーは「データベースをつくることで新たな治療、予防の戦略が出てくる。がんとの戦いの新たなアプローチになる」と話している。

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