熊大病院にがんサロン

熊大病院にがんサロン

開設へ奔走池田さん「患者の悩み和らげたい」
 がん患者や家族が悩みなどを語り合う「熊本がんサロン」が、熊本市本荘の熊本大学医学部付属病院で毎月1回、定期的に開催されることになった。がん患者同士が定期的に交流する「がんサロン」が医療機関に設置されるのは県内初めてで、悩みなどを共有することで精神的に支え合う狙いがある。20日に初の集いが開かれる。(堀美緒)

 サロンの代表世話人を務めるのは、鼻腔(びくう)がんで闘病中の池田勇二さん(66)(玉名市岱明町)。池田さんは2008年にがんと診断され、千葉県の入院先で患者同士で様々な話をすることで気持ちが和らいだ経験を基に、昨年1月、玉名市で経営しているそば屋の店舗で、毎月1回患者らが集まるがんサロンを始めた。より多くの患者に参加してもらいたいと、熊本大病院や県に働きかけて開設にこぎつけた。

 池田さんは「がん患者は不安な気持ちで日々を過ごしている。サロンを通じて、患者が元気づけられ、生きがいを持てるようになれば」と話す。

 サロンを支援する熊本大病院がんセンターの佐々木治一郎外来化学療法室長は「患者らが気軽に、たわいのない話をすることでストレスが解消され、生きていく上での新たな気付きが得られるだろう。サロンを設置する病院がさらに広がることを期待している」としている。

 県は、がんサロンの活動支援を盛り込んだ「熊本がん対策アクションプラン」を策定しており、今年度は、がんサロンの運営を担うリーダーの養成研修を実施し、県内各地にサロンが普及するよう支援する。

 熊本がんサロンは、毎月第3火曜の午前10時~正午、熊本大病院会議室で開かれる。会費無料で、前日までに電話予約が必要。予約は熊本大病院(096・373・5676)など県内8か所のがん診療連携拠点病院で受け付ける。

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