がん克服2歳にエール ジャグリングの小6・木下君

がん克服2歳にエール ジャグリングの小6・木下君

難病の父を元気づけようと、玉や輪などを鮮やかな手さばきで操る曲芸「ジャグリング」に取り組んでいる大津市立平野小6年の木下洸希(こうき)君(11)が18日、小児がんを克服した女児に“ワンマンショー”を行い、「もっと元気になって」と励ました。

 洸希君は、2002年に若年性パーキンソン病を発症した父・輝人さん(47)のため、09年1月頃からジャグリングを独学で取り組んだ。同年11月には、大人も含む23組が参加した大会で優勝するまで上達。練習の傍ら、お年寄りや障害者の施設にも慰問して多くの人を和ませ、今年3月には市の観光PR大使にも選ばれた。

 女児は、08年11月に小児がんが見つかり、09年7月に退院した岡田佳恋(かれん)ちゃん(2)。がんは克服したものの、再発を防ぐ検査を続けており、今年3月末にはひきつけを起こして緊急入院した。

 佳恋ちゃんは09年11月、洸希君の曲芸を街頭で見てファンになったという。佳恋ちゃんから「ポンポンのお兄ちゃん」と呼ばれる洸希君は、「元気になったら目の前でジャグリングを見せたい」と約束しており、この日は佳恋ちゃんの自宅近くで、鮮やかな手さばきで玉や皿回しなどを披露。佳恋ちゃんは大喜びで手をたたき、一緒に皿回しにも挑戦した。

 洸希君は「初のワンマンショーで少し緊張したけれど、佳恋ちゃんがもっと元気になってくれたらうれしい」と笑顔。佳恋ちゃんの母、愛実さん(22)も「本当にありがたい。娘も元気になるはず」と喜んでいた。

 洸希君の父、輝人さんも「人の痛みがわかる人間に育ってくれている。息子の芸で多くの人が喜んでくれれば、私もうれしい」と目を細めていた。

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