県がん患者連合を結成 当事者・家族ら網羅

県がん患者連合を結成 当事者・家族ら網羅

県内のすべてのがんの患者や家族、遺族らを網羅し、支援する県がん患者会連合会が18日、発足した。県内にはこれまで、がんの種別や病院ごとに単独の患者会があるが、それらをつなぐ横断的な組織は初めて。患者会すらなく、行き場のない人々の受け皿にもなるほか、がん条例の早期制定に向けた陳情活動、相談支援体制の確立、全国との連携や交流などを行う。

 連合会は、喉頭(こうとう)がんなどで声帯を失った人々の「県友声会」、子宮頸(けい)がん患者会「宇宙船子宮号」「県がん患者ゆんたく会」の3団体と個人会員18人でスタート。総会には患者や家族、県議や関係者ら約40人が出席、県内の患者会や各団体に呼びかけ、組織を強化していくことを確認した。

 初代会長に就任した県友声会の田名勉会長は「2人に1人ががんの時代だが、患者全体の声を代表する組織は県内にはない。互いに手を結び、県内のがん患者が抱える問題解決に取り組んでいきたい」と抱負。県議会6月定例会での「県がん条例」の制定を目指し、県知事への陳情なども行っていく。

 総会では、遺族から「家族を亡くし、何をしていても涙が出る。自分でどうしていいか分からない。相談の場がほしい」「がん患者の経済支援に向けた取り組みがほしい」などの意見も寄せられた。

 入会の問い合わせは同会事務局、電話098(951)3166。

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