がん治療装置備えた北別館に着工 富士吉田市立病院 「リニアック」設置へ

がん治療装置備えた北別館に着工 富士吉田市立病院 「リニアック」設置へ

富士吉田市は19日、がん治療の「リニアック」(放射線治療装置)を設置する市立病院北別館の建設に着手した。11月末の完成を目指し、来年2月末までにリニアックを設置する。市立病院はリニアック設置が間に合わず、本年度から厚生労働省の「地域がん診療連携拠点病院」の指定を外れている。県は完成を待って本年度中に再指定を申請する方針。
 同病院によると、別館は鉄筋コンクリート2階建て。1階にリニアックを配置する放射線治療室、2階に化学療法室、産婦人科外来、地域医療支援センターを設ける。別館2階と本館1階を渡り廊下でつなぐ。
 整備にかかわる総事業費は11億9千万円。内訳は別館建設費が約6億6千万円、リニアック購入費が約4億2千万円など。同機器を使った治療は来年3月から始める予定。
 国は今年4月からの同拠点病院の更新要件に、高度な放射線治療が可能なリニアックの整備を追加。市は整備する方針だったが、厳しい財政事情などから見送った経緯がある。その後、県や富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合から補助金を受け、整備が決まった。
 市立病院は現在、同拠点病院の指定を外れ、国からの補助金(約600万円)が得られず、郡内地域に同拠点病院が存在しない状況。市立病院で従来の機器による治療は継続する。県医務課によると、県内の同拠点病院は山梨大付属、市立甲府の両病院、県拠点病院は県立中央病院となっている。
 同日は建設地の市立病院北側駐車場で起工式を行い、堀内茂市長は「最新の機器を導入し、地域外での治療を強いている地元住民の負担を軽減したい」と話した。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


抗がん剤VGXが動物モデルで腫瘍増殖を抑制=豪サーカディアン〔BW〕 »
« つくばピンクリボンフェスティバル2010について