滋賀、石綿で教諭初の労災認定へ 中皮腫死亡は公務に起因

滋賀、石綿で教諭初の労災認定へ 中皮腫死亡は公務に起因

アスベスト(石綿)が吹き付けられた小学校の体育館で勤務し、中皮腫で死亡した滋賀県東近江市の教諭古沢康雄さん=当時(56)=について、地方公務員災害補償基金(東京)の本部審査会が「公務に起因すると認めるのが相当」と裁決していたことが22日、分かった。近く民間の労災に当たる公務災害に認定される。

 同基金によると、石綿被害で教諭に公務災害が認定されるのは初めてとなる。

 3月29日付の裁決では「体育館の天井にボールなどが頻繁に当たり、館内には相当程度の石綿が飛散していた」と認定。「体育館に行けば大抵(教諭に)出会えた」など当時の同僚や教え子の証言から「体育館に長時間滞在していた」とし、石綿暴露作業に相当する業務に従事していたと結論付けた。

 その上で公務災害を認めなかった滋賀県支部と県支部審査会の決定を取り消した。

 裁決書と支援団体によると、古沢さんは1973年から3年間、同県湖南市の岩根小で体育を教え、体育館で勤務。同年11月に同小で火災が起き、数カ月間、臨時の職員室が設けられた体育館で週1、2回の宿直勤務などもした。

 古沢さんは2001年10月に中皮腫と診断され、翌年4月に死亡した。

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