韓国、サムスン工場で白血病続出 労災認定求め裁判も

韓国、サムスン工場で白血病続出 労災認定求め裁判も

【ソウル共同】韓国最大財閥サムスン・グループの中核企業、サムスン電子で、半導体製造工場の従業員に白血病患者が相次いでいると市民団体が指摘、遺族が労災認定を求め裁判を起こしている。同社は「安全管理に問題はない」と業務との因果関係を否定、労災疑惑の打ち消しに躍起だ。

 この問題を扱う市民団体などによると、1998年以降、白血病やリンパ腫を発症した従業員は22人で、うち9人が死亡。発症者の多くが従事していた旧式の製造ラインでは、発がん性があるベンゼンを半導体洗浄に使用していた。工程には手作業もあり、市民団体は安全対策が不十分だったと主張する。

 一方、同社は今月15日、発症者が出た器興工場(京畿道竜仁市)でメディアへの説明会を実施。過去の発症者や死者数について市民団体の指摘を認めたものの、政府機関などの調査でベンゼンは検出されなかったとし、半導体製造過程とは無関係との考えを強調した。

 同社は、再度の調査実施を表明。撮影やメモを一切禁止する条件で、企業秘密の多い半導体製造ラインも公開した。これに対し、市民団体側は「(公開した)製造ラインは最新式で、問題の起きた旧式とは異なる」と批判している。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


早期発見・治療で大腸がん予防を »
« 「勤務中に石綿浴び中皮腫」死亡した教員の労災認定