兵庫のがん検診受診率、5種類で全国平均以下 

兵庫のがん検診受診率、5種類で全国平均以下 

県内の各市町が住民向けに実施している5種類のがん検診で、受診率が近年、全種類で全国平均を下回っていることが、県のまとめで分かった。特に女性特有のがんで低く、子宮がんは2007年度の全国ワースト。県は08年度以降、18市町を「重点市町」に指定し、受診率向上を支援するが、低迷が続いている。(井関 徹)

 胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がんの5検診。対象は、子宮がんが20歳以上の女性で、ほかの4検診は40歳以上。市町が実施する検診以外に、各事業所が行う検診や個人で受ける人間ドックなどがある。

 県内の市町がん検診の受診率は07年度、5検診のうち全国的にも低迷している胃がんで8・5%。47都道府県中最低だった子宮がんは11・9%で、全国平均より8・3ポイント低かった。

 また、事業所が実施する検診などを含め、国がまとめた推計値でも、県内の受診率は5検診ともワースト10位以内に入っていた。働く人が多い神戸・阪神間などの都市部で低く、全国も同様の傾向があるという。

 県は、職域も含めた「がん対策推進計画」を策定し、12年度までに5検診とも50%以上の受診を目標に掲げるが、現状ではほど遠い。このため、08年度以降、受診率が県平均より低く、がん死亡率が高い市町を指定。夜間休日検診など受診しやすい環境づくりの支援や、企業との連携を強化し、意識付けを進める。

 一方、同計画では75歳未満のがん死亡者を、05年の7665人から900人減らす目標を設定。年々低下しており、08年時点で年間435人減少したという。

 重点市町は次の通り。

 神戸市、姫路市、尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、川西市、宝塚市、明石市、加古川市、高砂市、たつの市、洲本市、猪名川町、市川町、稲美町、播磨町、福崎町

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