肝がん:遺伝子異常を発見--理化学研究所など

肝がん:遺伝子異常を発見--理化学研究所など

理化学研究所や国立がん研究センターなどの研究チームは、C型肝炎ウイルス感染から肝がんに進行した患者のがん細胞の全遺伝情報(ゲノム)を解読し、正常な細胞には見られない未知の遺伝子異常計101カ所を発見した。発症の仕組み解明や治療法開発の手がかりになるとしている。英科学誌「ネイチャー」に発表した。

 12カ国・地域が協力して50種類のがんに挑む共同研究「国際がんゲノムコンソーシアム」(08年発足)の初の成果。日本チームは、薬害や輸血感染で日本に目立って多いC型と、アジアやアフリカに多いB型の肝炎ウイルス感染による肝がんを担当している。

 該当する70歳代男性2人のがん細胞のゲノムを解読、正常な細胞と比較した。その結果、1人に66カ所、もう1人に38カ所の異常が見つかり、うち3カ所は既に知られているものだった。新たに見つかった異常に関して2人の間に重複はなかった。チームは今後、患者計500人分のゲノムを解読し、遺伝子異常を解明する。

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