生きる:小児がん征圧キャンペーン 2010コンサート 森山さん・渡辺さん対談

生きる:小児がん征圧キャンペーン 2010コンサート 森山さん・渡辺さん対談

 ◇「生きる2010コンサート~森山良子with FRIENDS」--7月15日、渋谷
 病気と闘う子どもたちに生きる力を--。

 毎日新聞社が取り組む小児がん征圧キャンペーン「生きる」は今年15年目を迎え、活発な活動が広がっている。その目玉となるチャリティーコンサートは森山良子さんが案内役を務め、毎年さまざまなアーティストをゲストに心温まるステージを繰り広げている。

 今年は7月15日、東京・渋谷の「Bunkamuraオーチャードホール」で「生きる2010~小児がんなど病気と闘う子どもたちとともに~森山良子with FRIENDS」が開かれる。特別ゲストで参加する渡辺美里さんが森山さんと対談し、子どもたちへの思いやコンサートに向けての意気込みを語り合った。【司会は堂馬隆之・毎日新聞社事業本部長、まとめ・藤田裕伸、山田祐子、写真・松田嘉徳】

 ◇歌の力、元気よ届け 子どもたちと一緒に感じたい
--森山さんにとって「生きる」コンサートは今回で6回目ですが、過去どんな印象でしたか。

 森山 去年会った子たちがまた元気な顔で訪ねて来て楽しんでくれたり、これは悲しい話ですが、去年元気いっぱいだった子が今年は来られなくて訃報(ふほう)を伺ったりします。もう祈るような気持ちになり、きっといい方向に向かっているんだと信じて歌っています。

--初参加の渡辺さんの抱負は。

 渡辺 このような趣旨のチャリティーはほとんど初めてです。大先輩の森山さんから声をかけてもらい、私も今年デビュー25周年になりますが、自分の好きな音楽を続けさせてもらったのは周りの方たちの見えない支えがあってのこと。自分のできることで何か恩返しできたらという思いで参加します。

 森山 去年、山梨県の河口湖ステラシアターでご一緒し、楽しくライブができたので、美里さんとならいろんなことができそうだと思って「生きる」にお声かけしたら快く引き受けてくださった。河口湖で美里さんから「(ザ・シュープリームスをモデルにした映画)ドリームガールズやらない?」と提案され、衣装まで作って共演できたから、畠山美由紀さんにも声をかけ「ドリームガールズ」をもう1回やりたい。

 渡辺 この3人でシュークリームでもロールケーキでもないから、今度はかわいく「マカロンズ」というガールズバンド名を勝手に考えていました。

 森山 ナイスアイデア! 「マカロンズ」発足ね。

--美里さんの魅力は。

 森山 大きなステージが似合う方ですね。スタジアムライブの経験をいっぱい積んできたから、しっかりとしたパフォーマンスができます。いろんな歌のジャンルを歌い、セッションもできる数少ない大切な一人。

--先輩の森山さんのどこに引かれますか。

 渡辺 いつもご自身のやりたいことを自由に表現していらっしゃいますね。持っていらっしゃる気配がいつもハッピーで、「涙そうそう」も「さとうきび畑」も重みのある歌なんですが、森山さんは笑いながらハラハラと涙が出るように歌われる。あこがれの先輩です。

--コンサートで子どもたちや参加者にどんなメッセージを伝えたいですか。

 渡辺 生きていく力を感じられるように歌いたい。がんと闘う子どもたちはより大きな力を必要としていますから、一緒に感じて同じ時を過ごさせてもらいたい。私は歌手にならなかったら、子どもがすごく好きで音楽もやれるから幼稚園の先生になりたかったんです。今回のコンサートは両方の夢をかなえさせてもらえますね。

 森山 私は何になろうって思ったときには歌手になろうと思っていました。音楽に偏った環境でしたので。元気であり続けることが歌うことの基礎。皆さんに元気な心をいつも届けたい。病気でなくても、つらく苦しい思いをしている方たちがたくさんいらっしゃるので、もっと高らかに生きていこうと提唱します。

 ◇畠山美由紀さん、村上ゆきさん、「ル ヴェルヴェッツ」が共演
 特別ゲストは渡辺美里さんのほか、シンガー・ソングライターの畠山美由紀さんと村上ゆきさん、男性コーラスグループ「ル ヴェルヴェッツ」。それぞれメッセージを寄せた。

 ◇一緒に歌って、踊りましょう--畠山美由紀さん
 昨年に続き2回目の参加です。より伸び伸びと歌い、楽しくてワクワクするようなステージにしたいです。世の中には、まだあまり知られていない素晴らしい曲がたくさんあるので、そんな曲を選んで子どもたちへの励ましや力になれるよう届けたいと思います。一緒に歌い、踊りましょう。

 ◇歌は心の薬です、みんなで一歩を--村上ゆきさん
 子どものころに大きな病気をしてよく入院し、ベッドの上で歌っていました。歌は心を元気にしてくれる薬だと思っています。すべての人が「さあ、明日からまた頑張ろう」と思えるようなステージにしたいです。みんなで元気への一歩を踏み出しましょう。

 ◇勇気伝える活動、私たちの「原点」--「ル ヴェルヴェッツ」
 人に勇気や希望、感動を伝えるのは、私たちの活動の原点です。このコンサートに参加できることをとてもうれしく思うと同時に、身が引き締まる思いです。7月15日は、みなさんとお会いできることをとても楽しみにしています。一緒に楽しめて盛り上がるステージにしたいです。

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 ◇あす読者先行予約
 ●コンサート概要●

《日時》2010年7月15日(木)午後6時半開演(同6時開場)

《会場》Bunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区道玄坂2の24の1)

《出演》進行役=森山良子、特別ゲスト=渡辺美里、畠山美由紀、村上ゆき、ル ヴェルヴェッツ

《入場料》S席6800円、A席6000円

《一般発売》5月8日(土)。チケットぴあ(電話0570・02・9999、Pコード103-784)、Bunkamuraチケットセンター(電話03・3477・9999)ほかで発売

 主催 毎日新聞社

 後援 TBSラジオ

 協賛 アフラック、協和発酵キリン、東日印刷、毎日ビルディング

 企画制作 エンジェルソング

 問い合わせ キャピタルヴィレッジ(電話03・3478・9999、平日午前10時~午後7時)

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 ★読者先行予約★

 5月1日(土)午前10時~午後6時。特別専用電話(電話0570・08・9922)で受け付け。※一部携帯電話、PHS、CATV接続電話、IP電話からはご利用できません。また、予定枚数に達し次第受け付けを終了します。

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 ◇病気と闘う環境改善を 小児がん征圧募金呼びかけ
 がんと闘う子どもの実態を報告した企画記事をきっかけに毎日新聞社が96年、「小児がん征圧キャンペーン」を始めた。年間を通してコンサートなどさまざまなイベントを開催し、募金活動を行っている。

 「小児がん」は15歳以下で発病した「がん」を指し、毎年約2500人が発病。現在約1万7000人が病気と闘っている。つらい闘病生活は長期化することが多く、患者が幼児の場合には家族が病院の近くに住んでの看病が必要で、宿泊代など地方在住者にとっては大きな経済負担となる。

 この闘病環境を少しでも改善しようと始めたのがこのキャンペーンで、開始と同時に「小児がん征圧募金」を開設。寄せられたお金から、医療機関やボランティア団体などに寄付しており、これまでに2億2365万円が集まった。

 小児がん征圧募金を呼びかけています。送り先は〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1の1の1、毎日新聞東京社会事業団「小児がん征圧募金」係(郵便振替00120・0・76498)。お名前、金額などを紙面に掲載しますので、匿名希望の方は明記してください。

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 ■人物略歴

 ◇森山良子
 1948年、東京生まれ。67年に「この広い野原いっぱい」でデビュー。以来数多くのヒット曲を発表し、日本を代表する歌手に。第44回日本レコード大賞では「さとうきび畑」で最優秀歌唱賞と金賞、「涙そうそう」で作詩賞を受賞した。08年3月に芸術選奨文部科学大臣賞、08年11月には紫綬褒章を受章。

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 ■人物略歴

 ◇渡辺美里
 1966年、京都生まれ。デビュー翌年の86年、「My Revolution」のヒットで人気ソロシンガーの地位を築く。同年開催した西武ライオンズ球場(現西武ドーム)での大規模ライブは20年間続いた。5月26日に新シングル「ニューワールド~新しい世界へと~/春の日 夏の陽 日曜日」を発売。

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