がん診療強化へ新病棟 福山市民病院、13年度供用の方針

がん診療強化へ新病棟 福山市民病院、13年度供用の方針

福山市が市民病院(蔵王町、400床)の敷地内に本館、新館に次ぐ新病棟を建設する方針でいることが3日、分かった。術後の患者専用の集中治療室(ICU)や高度治療室(HCU)などを新設し、地域がん診療連携拠点病院としての機能を強化するのが狙い。病床数も100床程度増やす予定で、近く広島県に許可申請する。

 市によると、本館西側の駐車場を整地し、鉄筋6階建て延べ約1万2千平方メートルを建設する。抗がん剤治療を目的とする外来化学療法室や内視鏡センター、外来6診療科の一部を本館から移設。手術室を3室設置するとともに、術後も危険な状態が続く患者のための「院内ICU・HCU」を12床確保するという。

 本館の空きスペースは、研修室や会議室などに転用する。総事業費は本館の改修費を含め約40億円。2011年度に着工し、13年度中の供用開始を目指す。駐車場対策として、本年度中に約250台収容の立体駐車場を2億2500万円で整備する。

 同病院は、05年の救命救急センター稼働、06年の県の地域がん診療連携拠点病院指定に伴い、入院患者が急増。08年度は延べ12万158人に上り、救命救急センター稼働前の04年度より2万5千人余り増えた。拠点病院への医師の集約化が進み、今後も手術件数の増加が見込まれることなどから態勢を強化することにした。

 福山市と府中市、神石高原町が加わる福山・府中2次保健医療圏域で設置できる病床数は5376床(4月1日現在)。上限まで118床の空きがある。

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