がん療法の安全性確認 タカラバイオ、9人で

がん療法の安全性確認 タカラバイオ、9人で

タカラバイオ(大津市)は7日、開発した遺伝子組み換えタンパク質「レトロネクチン」を使ったがん免疫細胞療法の安全性が、京都府立医大と行った臨床研究で確認されたと発表した。

 この療法は、がん患者の血液からリンパ球を取り出し、がん細胞を攻撃できるように増やしたり活発に働くようにしたりしてから、体内に戻す。

 リンパ球の培養時にレトロネクチンを使うことで、体内で病原を攻撃する細胞に分化する細胞(ナイーブT細胞)が多く含まれるようになり、高い治療効果が望めるという。

 臨床研究は、消化器や肺がんの20~79歳の患者9人に実施。6人ではがんが制御できたとしている。5月中旬からは京都市左京区の「百万遍クリニック」で有償の治療も始める予定。今後も臨床研究は継続する。

 府立医大の吉川敏一教授(消化器内科)は「今後は別のがんや、ワクチンや温熱療法との併用効果など、研究を進めたい」としている。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


未熟リンパ球でがん免疫細胞療法 府立医大など、臨床で安全性確認 »
« がん募金 3年で7億円