がんワクチン臨床試験開始 久留米大

がんワクチン臨床試験開始 久留米大

新たながん治療法として注目を集めている「がんペプチドワクチン療法」の研究を進めている久留米大医学部は13日、ワクチンの実用化に向けた臨床試験を始めたことを明らかにした。ワクチン接種をした患者としない患者で治療効果を比べ、2013年度までに結果をまとめる。

 同大は文部科学省などの支援を得て、患者一人ひとりの特性に合わせたワクチン開発を進めてきた。これまでに1000人以上に投与し、大きな副作用をほとんど出さずに治療を進められるという成果が得られている。

 臨床試験は、肺がん、肝臓がん、ぼうこうがんで、標準的な抗がん剤治療では効果が得られなくなった進行性患者が対象。ワクチンを接種する人としない人に分け、病気の進行具合を比べることで効力を測る。

 この研究は10年度政府予算の事業仕分けで、いったんは「廃止」とされたが、最終的に継続が決まった。

 記者会見した同大医学部の伊東恭悟教授は「研究を続けるべきだとの患者の声が政府に届いた結果だ。ワクチンを一日も早く患者に届けるため、研究を進めたい」と意気込みを語った。

 同大は研究に協力してくれる患者を募集している。問い合わせは同大先端がん治療研究センター(0942・31・7983)へ。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


がん早期発見PET―CT »
« がん治療と仕事両立 本を出版