宮頸がん予防 和歌山・御坊市のワクチン公費接種 7月から 

宮頸がん予防 和歌山・御坊市のワクチン公費接種 7月から 

若い女性に急増する子宮頸(けい)がんの予防のため、和歌山県御坊市は県内で初めてとなる全額公費負担による予防ワクチンの接種を、市内の小学6年の女子児童を対象に行う。希望者のみだが、接種は3回必要で、7月にも1回目が実施される。接種は予防に効果的とされるが、高額な費用が普及のネックになっており、助成制度を設ける自治体が増えている。13日には、栃木県大田原市で小6児童を対象に公費負担の集団予防接種が全国で初めて行われた。

 子宮頸がんは20~30代の女性で急増しており、主に性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因とされる。発症すると不妊や、重症化すると命を落とす危険もある。ワクチンを1代で接種すれば7割以上が予防できるとされるが、3回の接種で費用が約5万円かかることがネックになっていた。

 御坊市によると昨年度、市内では子宮頸がん検診の対象者(20歳以上の女性)のうち約19%にあたる873人が受診。うち13人に感染の疑いがあると診断されている。市は受診率の低さを示すこうした状況や、10代での接種が予防に効果的であることなどを踏まえ、今年度当初予算で全額公費負担のための費用として約630万円を計上した。

 市健康福祉課によると、公費接種は希望者のみで、市内の小6女子児童約120人が対象。接種は3回必要とされ、1回目を7月、2回目を8月、3回目を来年1月に実施する予定。6月中旬に対象家庭に通知し、希望する児童は市内の産婦人科か小児科で接種を受ける。問い合わせは同課((電)0738・23・5645)。

 同市は「公費での予防接種実施が、多くの女性のがん検診受診のきっかけになれば」としている。

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