がん闘病 古希祝う「親娘展」

がん闘病 古希祝う「親娘展」

八幡東区大蔵の安部富士郎さん(69)と、次女の佐藤美津子さん(39)の「親娘(おやこ)展」が17日、同区の高炉台公園内「スペースK」で始まった。10年前に肝臓がんを患い、闘病生活を続ける安部さんが、もうすぐ古希を迎えるのを祝おうと、家族が父の日(6月20日)を前に企画した。(堀家路代)

 安部さんは、鉄鋼関係の会社に40年間勤務していたが、10年前に肝臓がんを患い、59歳で早期退職した。手術後も気力が回復せず、パチンコばかりしている安部さんを見かねて、妻の喜美子さん(67)が6年ほど前から無理やり通わせたのが、陶芸と水彩画の教室だった。

水彩画教室では当初、デッサンを面白く感じられなかったが、教室に仲間もできて、徐々に上達するにつれて熱中した。陶芸も、ユーモラスな表情の人形など、個性的な作品づくりを楽しんでいる。

 親娘展は、安部さんが6月に古希を迎えるお祝いにと、喜美子さんらが企画。安部さんが描いた花や野菜、風景などの水彩画20点のほか、陶芸作品約50点を展示。美津子さんも、趣味で制作しているビーズのアクセサリーや手作りのかごなど約40点を出品している。美津子さんは「明るく前向きに頑張っている父に、いい贈り物ができた。これからも元気で制作を続けてほしい」と展示会を喜ぶ。

 安部さんは「家族や仲間の支えで開催できた。一人でも多くの人に足を運んでもらい、生きることの楽しさを語り合いたい」と話している。

 23日までの午前10時半~午後5時。入場無料。問い合わせは安部さん(090・9797・8639)へ。

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