アステラス製薬:米製薬会社を3700億円で買収 肺がん治療薬製造

アステラス製薬:米製薬会社を3700億円で買収 肺がん治療薬製造

アステラス製薬は17日、米製薬会社「OSIファーマシューティカルズ」を買収することで同社と合意したと発表した。買収総額は約40億ドル(約3700億円)に上る見込み。日本の製薬業界は、新薬開発が進まず、主力品の特許切れで減収を余儀なくされる「2010年問題」に直面しているが、アステラスは、有力ながん治療薬を持つOSIの買収により、当面の収益源確保を狙う。

 アステラスは、OSIに買収を持ちかけたが、OSI経営陣が反発したため、3月から敵対的な株式の公開買い付け(TOB)を実施してきた。2度のTOB期限の延長を経て今回、買い付け価格を1株当たり52ドルから57・5ドルに引き上げることで、買収についてOSI取締役会の了解を得た。

 17日に東京都内で会見した、アステラスの野木森雅郁社長は「米国でトップクラスのがん領域の基盤を持てる」と説明。OSIは肺がん治療薬「タルセバ」を製造・販売しているほか、副腎皮質がん治療薬でも開発の最終段階に進んでいることを高く評価したとみられる。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


がん闘病 古希祝う「親娘展」 »
« 守ろう地域医療/がん早期発見へ新機器