小6、中3に子宮頸がんワクチン助成  県が方針 1回分、1万5000円

小6、中3に子宮頸がんワクチン助成  県が方針 1回分、1万5000円

子宮頸(けい)がん予防ワクチンの接種費用の助成対象について、山梨県は18日、小学6年と中学3年にする方針を固めた。補助制度を設けた市町村に対し、3回の接種のうち1回分に当たる1人1万5千円を上限に助成する。これまで県内で接種費用を補助する方針を固めた自治体は4市町村にとどまっているが、今後、助成する動きが広がりそうだ。
 予防ワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピーロマウイルスへの感染を防ぐことができ、性交を経験する前の10~15歳で接種すれば高い確率で子宮頸がんを予防できる。しかし、計3回の接種で4万5千~5万円程度の高額な負担がネックになっていた。
 県によると、都道府県が子宮頸がん予防ワクチンの助成制度を設けるのは初めて。現在の中学1~2年生も助成を受けられるよう、少なくとも3年間は小学6年と中学3年を対象にする見通し。ただ、県は国に接種費用の全額国負担を求めており、国の動向を踏まえ、今後、助成対象を見直す可能性もある。
 県は市町村が助成制度を設けることを補助の前提としている。助成割合は市町村によって異なるとみられ、住民の負担額はゼロから1万5千円程度になる見通しだ。
 県は助成対象について小学6年を軸に検討してきたが、市町村の意向を踏まえ、中学3年も対象に加えた。県内の両学年の女子は計8千人程度。県は50%の接種を目標にしていて、補助額は6千万円程度を見込んでいる。県は6月定例県議会に事業費を盛った一般会計補正予算案を提出する。
 県内の市町村では、甲府市が小学6年と中学3年に対し、4万5千円を上限に補助する方針で、早ければ9月から実施する。また、市川三郷町が小学6年~中学3年、小菅村が中学1~3年に対し、それぞれ本年度から接種費用を全額助成する。
 また、県の方針を受け、甲州市や鳴沢村などが「前向きに検討している」としていて、来年度から始める予定だった山中湖村も本年度に前倒しすることを検討する。

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