卵巣がん関連の診断群5分類を出来高に―DPC分科会

卵巣がん関連の診断群5分類を出来高に―DPC分科会

中央社会保険医療協議会(中医協)のDPC評価分科会(分科会長=西岡清・横浜市立みなと赤十字病院名誉院長)は5月19日、「卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍」に関連する5つの診断群分類を2012年度の診療報酬改定まで出来高算定とすることを決めた。
08年4月-今年3月に新たに薬価収載されたり、効能追加されたりした高額薬剤23製品(19薬効)を厚生労働省が比較したところ、抗がん剤の「ドキソルビシン」(製品名=ドキシル注20mg)を使うと、平均在院日数が短くなる上に、1入院当たりのコストが高くなることが判明したという。

 このため同省では、ドキソルビシンを使用する5つの診断群分類について、「今年度の改定で別の診断群分類を設定した包括評価の導入を検討する必要があった」と判断した。ただ、2年後に予定している次の報酬改定を待たずに診断群分類を見直すと、対象病院の実務に与える影響が著しいと考えられるため、これらを当面は出来高算定にし、12年度の報酬改定で分類を見直すことにした。

 見直しの対象になるのは、いずれも卵巣がん関連の「120010xx97×40x」など5つの分類で、ドキソルビシンを使用しているかどうかにかかわらず出来高算定にする。
 近く開かれる中医協総会で正式決定する。

 ドキソルビシンの取り扱いをめぐっては、患者からも見直しを求める声があり、足立信也厚労政務官は同日の政策会議後の記者会見で、「中医協の総会で認められれば、6月から出来高払いになる。医療機関、患者さん共に利用しやすくなると思う」と述べた。

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