がん治療費 負担軽減を要望

がん治療費 負担軽減を要望

長期間にわたって抗がん剤治療などを続けているがん患者にとって治療費の自己負担が重すぎるとして、患者や医師の団体が21日、厚生労働省に、健康保険制度を見直して負担を軽減するよう要望しました。

要望を行ったのは、がん患者や医師の団体で、21日午前、厚生労働省の吉田学保険課長に要望書を手渡しました。現在の健康保険制度では、所得に応じて自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」がありますが、この制度を使っても、70歳未満の多くの人の場合、月に2万数千円から15万円余りの治療費を負担しなければなりません。患者団体らは、延命効果の高い抗がん剤が新たに開発されている一方で、高額な治療費の負担が長期間にわたって続くため、患者や家族の生活に深刻な影響が出ているとして、負担を軽減するよう訴えています。要望のあと、記者会見した血液のがんの患者団体「つばさ」の橋本明子理事長は「お金がないために治療をやめたいという患者がここ2年ほどで増えている。一刻も早く制度を見直してほしい」と話しています。これについて厚生労働省は、患者の所得によって自己負担の上限を引き下げることも検討していく方針です。

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