乳がんの正しい知識など学ぶ 山形でフォーラム

乳がんの正しい知識など学ぶ 山形でフォーラム

県内の乳がん医療の専門家を講師に招いた県民健康講座2010「山形乳がんフォーラム」が23日、山形市の山形テルサで開かれた。約400人が乳がんの正しい知識と早期発見・早期治療の大切さなどを学んだ。

 山形新聞社と県内主要医療機関などで組織する山形がん対策啓発推進委員会(会長・嘉山孝正国立がん研究センター理事長)などが主催。嘉山会長、山下英俊山形大医学部長が「同じ乳がんでも一人一人違うことを認識してほしい。病気と共存していくという心構えが大切だ」などとあいさつした。

 公立置賜総合病院の橋本敏夫氏が「乳がんをのりこえるために~乳がん検診受診率の向上を目指して」、山形大医学部付属病院の鈴木明彦氏が「乳がんの『標準治療』を知りましょう」、千葉大医学部付属病院の大野朋加氏が「病気と向き合うために一緒に考えましょう」をテーマに、それぞれ講演した。

 橋本氏は乳がん受診率の現状を説明しながら「早期発見、早期治療が大切。受診率を50%まで引き上げることが当面の目標だ」と強調。鈴木氏は手術療法やホルモン療法、化学療法などについて解説し「治療法を知り、自分の状態を知れば必ず良い結果が得られる」と語った。大野氏は乳がんと診断を受けた後の心持ちについて「心配や怖さから逃げ出さず、自分自身と向き合うことが最善策だと思う」などと述べた。

 続いて、県立中央病院の菊地惇氏をコーディネーターに、専門医師の木村青史氏(山形大医学部付属病院)石山智敏氏(県立新庄病院)工藤俊氏(県立中央病院)と大野氏によるパネルディスカッションを展開。聴講者が事前に寄せた質問を基に告知から手術、化学療法、経過観察期の“心のケア”について語り合った。

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