がん予防へウェブサイトを開設…青森

がん予防へウェブサイトを開設…青森

青森県は今年度、がん専門の総合ウェブサイト「青森県がん情報センター」を開設する。

 75歳未満のがんによる県内の死亡率は、2004年から5年連続で全国でトップ。サイトを通じてがんに関する知識や情報を発信し、予防の促進につなげる。

 サイトでは、喫煙などの対策、検診など予防に関する情報を提供し、放射線や化学療法といった専門治療にあたる医療機関も紹介する。県が08~09年度に患者64人から集めた闘病などの体験談も公開したり、県内の拠点病院に寄せられた相談や回答も掲載する。

 また、県などが実施した調査結果や、医療機関が県に登録した患者のデータを集計し、主に医療機関向けに公開。市町村にも、これらの情報やデータを共有してもらい、自治体同士の連携によるがん対策の推進などに役立てる。

 いずれの情報も、利便性を考慮し、大学など研究機関の協力を得て、収集した基礎情報を分析、加工してわかりやすく提供する。県は今年度当初予算に約3000万円を計上。今年度中に一部情報が閲覧できるようにし、来年度にはすべての公開を始める。

 国立がん研究センターがん対策情報センターによると、本県の75歳未満のがんによる死亡率は08年、人口10万人あたり101・7人。04年から5年連続で全国一高い状況が続いている。このため県は、08年5月に策定した「青森県がん対策推進計画」で、17年度までの10年間で、死亡率を20%減少させることを目標に掲げた。

 三浦朋子・県医療薬務課総括主幹は、「正しい情報を手軽に収集できれば、県民のがんへの関心も高まり、生活習慣の改善や検診の受診など、予防に主体的に取り組める。医療機関の診療水準の向上にもつなげたい」と話している。

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