ビーム確保へ調整運転 県立病院の陽子線がん治療センター

ビーム確保へ調整運転 県立病院の陽子線がん治療センター

県が福井市の県立病院内に設ける「陽子線がん治療センター」は、来年3月の治療開始に向け着々と準備が進んでいる。24日には、治療に必要な陽子線ビームを確保するための調整運転が始まった。

 陽子線治療は、水素原子から電子を取り除いた陽子を光速の約70%まで加速させ、がん病巣に照射する。治療に適した電流、エネルギーを持つ陽子線を安定供給できる状態にするため、約8カ月かけて調整運転を実施。実際に陽子線を発生させ、装置内にある電磁石の強度や加速用の電磁場を調整する。

 メーカーの作業員らが照射制御室のパソコンを操作して発生装置の電源を入れ、調整運転を開始。治療室にある回転式の照射装置の動作状況も確かめた。

 センターは、県が総額94億円をかけて整備。地域医療課の担当者は「開設準備は順調。多くの患者に利用してもらえるよう、県内外の病院や医師らへの普及、啓発活動も進めたい」と話している。

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