【ATL―成人T細胞白血病―制圧へ】ウイルス抗体検査公費負担 患者団体、福岡市にも要望

【ATL―成人T細胞白血病―制圧へ】ウイルス抗体検査公費負担 患者団体、福岡市にも要望

主に母乳を介して感染するウイルスHTLV1が原因である脊髄症(HAM)の患者団体「アトムの会」福岡支部(斎藤美子支部長、38人)が24日、妊婦健診時に公費負担で妊婦抗体検査を実施することなどを求める要望書を、福岡市に提出した。同様の要望は県にもしており、今後は北九州市にも行う予定。

 HTLV1はHAMだけでなく、成人T細胞白血病(ATL)なども引き起こす。

 この日、斎藤支部長(54)が要望書を届け「致死率の高いATLや、寝たきりにもつながるHAMの発症を防ぎ、高額な医療費を生み出さないためにも予防が重要。国の動向がどうとか、県内での足並みがどうとか言わずに率先して実施に踏み出して」と要請した。

 要望書では、同ウイルスとそれが原因の病気について医療機関に周知徹底することや、専門相談窓口設置も求めている。

 福岡市こども発達支援課の西野達彦課長は「国全体で取り組むのが理想。まずは各区の保健所職員を対象にした研修を検討したい」と述べた。

=2010/05/25付 西日本新聞朝刊=

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